購入したものの、結婚してから外出することが少なく、あまり使う機会がなくなった「ミラノコレクション フェースアップパウダー2019」。
最初使ってみたときは、片栗粉のようなキメ細やかなパウダーの質感とメイクの仕上がりに、驚いたものでした。
ただ、使わないのならば宝の持ち腐れ。
このまま放置していても化粧品の消費期限は約3年と言われていますし、amazonで出品することに決めたのでした。
残量は9割、美品ですが中古品。
しかしそもそもこちらの商品はもともとは予約購入のもの。
なので、お値段がお高いものなのです。
相場を調べてみると元がお高いだけあって、やはりなかなかの高価格。
ミラノコレクション フェースアップパウダーの人気ぶりを改めて知ると共に、価値が下がらないようにと、相場価格以下では売らない決意を胸に秘めます。
私のアカウントは、評価も良いので相場では売れるはず……そんな風に考えながら写真を撮影。
付属のパフは使ってしまっているので、洗浄したものをつけるかどうかは落札者に選択してもらうことにしようと、ここまでは良い調子。
さらに、年賀はがきのお年玉切手シートがあるので、配送方法は「定形外郵便」が使えることを思い出した私。
送料もかからず、鼻歌を歌いがながら、気分上々で出品ボタンを押します。
出品してから1週間、お値下げのコメントが数回届くものの、丁重にお断りをするだけで、なかなか落札されることはありません。
しかし、商品が人気があることは調査済みなので、「私が商品の価値を下げてはならない」と無駄に使命感。
結局、コメント欄の「気持ち値引きしていただけませんか」に100円お値引き対応にて、ついに落札されたのはなんと2週間後のことでした。
粘ってみてよかった。
そんな達成感を覚えつつ、大変なのはこれからです。
繊細なフェースアップパウだー。
しかもお値段の高い商品。
粉を固められてできているので割れてしまうとアウトです。
もし配送中に割れてしまったら…..、そう思うといてもたってもいられず、木目やエアーキャップでぐるぐる巻きに。
見た目はあまりよくありませんが、とにかく無事に届けるということが先決なのです。
十分に納得できるまで梱包をして、重さを測ってみると、「あら?」。
定形外郵便って意外と高いのですね。
今度は重包装を少し解いて軽量化をはかります。
袋も紙袋やダンボールを避けて、ピンクのビニール袋の方が軽いようで、あれこれ微調整。
背中を丸めて延々とセロテープと秤を交互に繰り返す私はまるで修羅のよう。
「よし!これで重さギリギリOK!」となんとか強度、重さの良いバランスが出来上がったのはなんと2時間後のことでした。
なんだかすごく疲れたような気がする、という思いを半ば気がつかないふりをしながら、最後の仕上げとして「宛名」を貼り、「切手」を貼ったところ。
なんと宛名と切手とテープの重さでまた重量オーバー。
またやり直しです。
そんなことをしていると、落札者からメッセージが届きました。
その内容は「パフは不要です」。
梱包が思ったより時間かかりすぎて、うっかりパフの有無を確認するのを忘れていたのですが、これで「パフあり」だったら?
今やっている作業は、パフの重みで、またもや全くの意味をなさないことになります。
背中に汗が流れた気配がしながら、気を取り直して落札者に「パフは不要とのことで、承知しました」との返信をし、発送手配に入る連絡をしました。
どんよりと疲れた顔で、定形外郵便を持って郵便局を訪れた私。
もはや、amazonを楽しむ余裕は皆無です。
しかも郵便物を手渡した郵便局員さんから返ってきたのは、まさかのこんな言葉。
「消印が押せないので、切手にセロテープは貼らないでくださいね。次からで良いので」。
もちろん郵便局員さんは悪くありません。
「お疲れ様」と言ってほしい訳でもありません。
なのに、なんだか報われない思いを胸に、私の出品は幕を閉じたのでした。